朱鷺戸沙耶SS『REPLAY(part1)』

沙耶さんのSSを書こうと思います。
PCがぶっ壊れている現在、携帯や漫画喫茶を駆使するので、続き物の体裁でいこうと思います。
完成したら、某所に投稿したいと思っているので、この場所からは削除しようと思います。(草SSじゃないよ)
一回しか沙耶シナリオをクリアしていない内にPCがぶっ壊れ、やり直すことも出来ないので、要所要所原作と辻褄の合わない部分があると思います。そもそもEXは沙耶以外まだやってないよ…。
大分思い出し思い出し書くので、もしどなかた見ていて下さるのであればツッコミ入れてください。
投稿時は修正……出来たらいいなぁ。
題名は思いつかなかったのでかなりてきとう。
ちなみに、再構築ものなので、全然おもしろくないと思います。
それを投稿しようと思ってる俺は最悪。いや、かぶき者って呼んで。

まえがき兼予防線張り終了


ネタバレ全開。


投稿される側は、ほぼ無条件降伏みたいな状況になるから辛いよね!












 じゃぶん。
 あたしは死んだ。

――GAME OVER


『REPLAY(part1)』




――GAME START

 見慣れた文字。この文字を見るのは何度目だろうか。そろそろ、どういう原理で出てきているのか教えてほしい。まあ、夢みたいな世界なんだから、何でもありか。
 今、生まれたばかりのようなものだというのに、既に疲弊しきっていた。肉体的に言えば、最高の状態だというのに。今、本気を出せば、50メートル走で自己ベストを更新すること間違い無しだろう。精神的に疲れているのだ。難易度は確かに上がった。部屋の場所やトラップ、影の強さ。だから、あたしもそれに応える様に以前のお遊びとは違い、本気で攻略を目指している。なのに、あのエレベーターの場所まで辿り着くことが出来ない。目の前の仮面を被った大馬鹿野郎が居るであろうあの場所まで。本当ダメダメ。笑える。
「あーはっはっはっは! 死ねクソヤロウ」
 いつも通りの演説を終えたこの世界のボスに、拍手の代わりに鉛弾をプレゼントする。奴はいつも通り霧のように雲散した。八つ当たりもまともには受け止めてくれない。なめんな。
 そろそろ理樹くんが来る。この世界がどういうものかいまいち理解していないが、理樹くんは、ゲームオーバーしたら記憶がリセットされるらしい。馬鹿のひとつ覚えのように、夜の校舎に忍び込んではあたしに関節技を決められている。
 そういうわけで今現在も彼の右腕を捻りあげている訳なのだが。
「この学園の生徒だな。なぜこんな時間にいる」  
「教室に忘れたノートを取りに来たんですけど……」
 相も変わらずビクビクしている彼。まったく、少しは逞しくなってくれないとあたしも愛想を尽かしちゃうわよ? うそだけど。
 そんなことを考えていると、少しの変化にあたしは気づいた。彼の身体が以前よりも筋肉質になっていることに。微々たる違いだが、もう何度もこうして彼を取り押さえてきたのだ。
 理樹くんは、成長している?
 ……。
「振り返らずに廊下を走り切れ。そんで、外に出ろ。あと非常ドアは普通に開くから問題無し」
 若干の素が混じった命令。考えたいことが出来た。
 あたしの言葉に、理樹くんは戸惑った声で「どうも」と返した。拘束を解くと、一目散に走っていった。そのスピードも以前より速く感じた。これは気のせいかもしれないが……。
 彼の姿がドアの向こう側に消える。それが合図のようにそれらは現れた。習慣みたいに二丁拳銃をぶっ放す。とにかくぶっ放す。弾が切れた。辺りには、制服だけが残っている。立っているのはあたしだけ。
 理樹くんが成長している。その事実にあたしは震える。そもそもがゲームのような世界だ。謂わばリアルRPG。詳しくは知らないし、そもそもゲーム自体やったことがない。ただ、まあ聞いたことがある。
 理樹くんは、経験値を得てレベルアップしているんだ。たぶん。じゃあ、何度も何度も繰り返しているあたしにだって何かしらのレベルアップが生じている可能性がある。今までそんなこと考えたこと無かった。
 ぐっと腕に力を入れてみる。特に筋力は変わっていない。屈伸してみる。下半身も変化無し。視力……は変わってたらすぐ気づくわ。超能力? あるわけない。あたしにはレベルアップは無いんだろうか。……無いわな。
 諦めて、いつものように胸ポケットから生徒手帳を取り出そうとする。
 スカッ。
 何故か宙を漂う我が右手。疲れてるのかな。もう一度。
 スカッ。
 やはり空振り。
 ……。
 下を向く。しっかりと足元が見えた。胸ポケットの位置を確認して、見ながら生徒手帳を手に取る。何がしかの変化があったら嬉しいなんて思った。レベルアップいやっほぉーい! なんて叫ぼうかとも思った。
「あは」
 理樹くんは成長している。パートナーとして非常に嬉しい限りだ。もしかしたら頭のほうもよくなっているかもしれない。完璧超人だ。惚れ直す。
「あはは」
 セクシースパイの相棒だもの。それくらいでないと釣り合わないわよ。やっと、理樹くんもあたしのに追いついてきたってことね。
「あーっはっはっはっは!」
 だってあたしってば、結構なナイスバディの持ち主じゃない? 太ももとかも結構ムチムチしてるし、お尻だってパッツンパツンときたもんだ。胸だって、はっきりいって、それはもう、あの、すごい、けっこう、前はもっと……。なんで。なんでよ!
「なんでおっぱいしぼんでんのよ!」
 生徒手帳を「うんがー!」と床に投げつけた。


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あとがき

携帯で書いたらえらい時間かかった。死んだ。