朱鷺戸沙耶SS「REPLAY(part2)」

なんか携帯で書くと書き方が変わるな。一文が短くなるし、描写もやたら簡素になる。不思議。
今回は大分短め。






ぱーん。
あたしは死んだ。

――GAME OVER


『REPLAY(part2)』


――GAME START
あまりの出来事に自らに向けて引き金を引いてしまった。再び甦る。すぐに身体を確認。特に異常は無い。強いて異常を挙げるならば、この完璧過ぎるスタイルだろう。アホか。
あたしが自らの身体をまさぐっている間も、時風とか言う奴は、いつもの口上を述べていたらしい。既に、引き金どうたらこうたらのところまできていた。面倒臭いので打ってやった。連射してやった。これが気持ちいいんだろ?
「このど変態が!」
また馬鹿にしたように消えていく。相手にされていないということが一番腹が立つ。まあ、今はそれよりも重要なことがあるので、ひとまずボスのことは置いといて。
窓ガラスに映る自分の姿を見る。やはり以前のようにばっちり完璧ナイスバディだ。あれは夢だったんだろうか。夢みたいな世界で夢とか。笑える。
「あーはっはっは!」
「あ、あのぅ?」
「あひゃっ!?」
爆笑している時に声を掛けられたもんだから、あわあわしてしまう。完全に忘れてた。つーか、油断した。
やべ。どうしよう。まあ、いいや。
かちゃりと構える。銃口は彼に向けて。唐突な展開に声も出ないみたいだ。そりゃそうだ。夜の校舎に入って来てみたら、いきなり見知らぬ美少女に銃を向けらられるなんて事態は、今時漫画でも無い。……。
「なんか恥ずいー!」
「え? え?」
「美少女とか自分でモノローグ入れた自分が恥ずいー! つーわけで、死ね!」
「り、理不尽!」
「わーわー!」
「あわわわ」
二人で、わーわー、あわわわ、とひとしきり暴れ、若干楽しくなってきて爆笑した後、とりあえず校舎から理樹くんを追い出すことに成功。
ふぅ、と一息つく。無駄に疲れた。まあ、でもシチュエーションとしては上出来でしょ。いらない部分が多々あったことは認めるが……。
いやいや。やばくないか? これでいきなり銃向けて、爆笑しながら追いかけてくる変態美少女とはお付き合いしたくありません。僕の知り合いに変態筋肉と変態武士道と変態ロリコンがいるので紹介します。変態は変態同士付き合ってください。変態。とか言われたらどうしよう! にぎゃー!
とか苦悩していると、影がぬーん、と姿を現した。あたしには悩んでいる暇も無いってか。ふん。憂さ晴らしにはちょうどいいじゃない。
「この雑魚共が!」

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あとがき
これぐらいの分量で限界。