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【あらすじ】
起きたらボタンだった。
『岡崎朋也⇔ボタン 飛翔編』
もしゃもしゃ
「ぷ…」
もしゃもしゃ
はあ、なんでこんな事になっちまったんだ……。
俺の現在の状況。起きたらボタンだった。ずばりあらすじの通りだ。こんなこと当然夢なんだって考えた。でも、その可能性は否定された。
さっき、自分の状況の意味不明さに、錯乱気味に杏の部屋と思われる場所で大暴れしてしまった。そのとき、杏に躾と称した虐待を受けた。躾の内容は伏せておくが、ものすごく痛かった。少し泣いた。あと、ミクロちびった。もう、杏には逆らえそうにない。前から逆らえなかったけど。で、なんで夢じゃないって分かったか。そりゃおめえ痛みを感じたからに決まってんじゃん。よくマンガとかでほっぺた抓ったりして確かめたりするだろ。それと一緒だ。すんごく痛かった。ミクロちびった。
まあ、今は少し落ち着いて朝食をとってる最中だが、イノシシってネコまんまでいいんだろうか? 下手なペットフード食わされるより2億倍マシだが。
しかし、これからどうしようか? このまま大人しくしてたってこの状況が打開できるわけではない。もしかしたらほっといて、明日朝起きたらちゃんと自分の体にもどってるかもしれない。だが、一生このままかもしれない。
少し、昨日までのことを思い出してみようなにか原因が―――
「ごちそうさま。まだ時間あるしシャワー浴びてくんね」
……。
とことこ
「ん? ボタンも一緒に入りたいの?」
「ぷひっ!!!」
「えらく気合入ってるわね……。そこはかとなくエロさを感じるのは気のせいかな?」
「ぷっひぃっ!」
「……なんか今日のあんた違和感を感じるんだけど。まあ、いいわ。んじゃ、入ろうっか」
「ぷっひいいいいいいいいいいい!!!!」
「興奮しすぎ」
〜略〜
「ふう〜、さっぱりした」
ふう〜、いいもの見れた。
とりあえず、杏は寝るときはノーブラで、毛は薄めで、左のおっぱいにホクロがあって、杏の今日の下着(ダジャレ)は大胆に紫ってことは分かった。
むっ! 言っとくけどこれは覗きじゃないからな。あくまでも原因の調査なんだから。仕方なく杏と風呂場行ったんだからな。仕方なくだからな。
さて、フォローも済んだとこで改めて原因を―――
「あ、お姉ちゃん出たんだ。じゃあ私もシャワー浴びてくるね」
……。
とことこ
「え? ボタン? 私のこと怖くないの?」
「ぷひ」
「……一緒にはいる? 今回は湯張らないから、鍋とか勘違いしないよね」
「ぷっひぃっ!」
「よし、じゃあいこ」
「ぷっひいいいいいいいいいいい!!!!」
〜略〜
「ふぅ〜、さっぱりした」
うおおおおおおおおおおおおおおおお!!! ボタン最高!!
いやぁ、まさか藤林のほうがスタイルいいとはな。こう胸が結構ボンっとしてて、腰のあたりとかキュッてなってて。杏も標準以上ではあったが、こっちは確実にその上をいった。あと、やっぱり下着は白が好きです。おっと、これも原因の調査の一つだからな。よし、フォロー完了。
さて今度こそ本格的に原因を―――
「あら、椋でたの? お母さんもシャワー浴びようかしら」
……。
とことこ
何回シャワーを浴びてるんだ朋也!
それどころじゃねえぞ! てか羨ましいぞ!
彼はこのままボタンのまま一生を過ごす事になるのか!?
一体彼は、この後どうなってしまうのか?
以下、次回!
・あとがき
えっと……微エロ?
飛翔っつーか昇天っつーか……?
帰ってきた時間、翌朝7:30。