ドラゴンボールのSS『こうしてうまれた』

 孫悟空がチチと結婚してちょっと経ったある日、久しぶりに親友のクリリンと悟空は飯を食いに行くことになった。

クリリン(以下、ク)「よぅ、悟空。久しぶりだな」
悟空(以下、ゴ)「オッス、クリリン。相変わらずハゲだなぁ」
ク「これは自分で剃ってるって、昔言っただろうがっ!」
ゴ「そうだっけ?」
ク「はあ、まったく変わってねぇなぁ」
ゴ「クリリンこそ、初めて会った時から変わらねぇな。身長とか」
ク「うるせぇっ! コホン、ま、まあ今日はそんな話をしにきたんじゃねぇ」
ゴ「ズルズル、バクバク。うんめぇ!」
ク「話聞けよ!」
ゴ「なんか言ったか?」
ク「お前に対して回りくどく攻めたオレがバカだったよ。ストレートに聞くぜ。悟空! お前はもうチチとヤッタのか?」(←ストレート過ぎです)
ゴ「やったって、何を?」
ク「そこまで言わせるなよ……ぽ。察してくれ」
ゴ「ああ(修行のことかな?)。まあ、結構やってるな」
ク「なっ! けけけけけ、結構? ままままままままままま、マジかよ!」
ゴ「まあな。最初はオラから誘ってみたんだがな」
ク「へ、へえ(やっぱむっつりだったのか)」
ゴ「最近は毎日チチが誘ってくるかな」
ク「っ!?(チチ淫乱っと、メモメモ……)」
ゴ「何メモってるんだ?」
ク「いやいや、なんでもない。それで……激しいのか?」
ゴ「ん〜、いや、本気出すととチチの奴が気絶しちまうからなぁ。結構手加減してやってるよ」
ク「き、気絶ぅっ! お、お前……ちょっと尊敬しちまうじゃねぇか」
ゴ「そうか?」
ク「そりゃ男としては最高じゃねぇか! ばかやろうぅ」
ゴ「なんで泣いてるんだ?」
ク「な、泣いてなんかいねえよ! これはアレだ。……汗だ!」(←目が血走ってます)
ゴ「そ、そうか」
ク「……生か?」
ゴ「ん?」
ク「いや、する時は何もつけないのかってこと」
ゴ「(グローブとかのことか?)まあ、なんにもつけないかな?」
ク「ふ、ふ〜ん(こいつは思った以上にやり手だな)。……やっぱ気持ちいいのか?」
ゴ「何聞いてんだ? おめぇだって毎日やってるだろ?(修行を)」
ク「え? あ、も、勿論! 当たり前じゃないか! それは毎日ずっこんばっこんとヤッテるぜ!」
ゴ「へぇ。一人でやってんのか?(修行を)」
ク「っ(見抜かれたっ)!? ば、バカヤロウ! 当然相手がいるに決まってるだろう! 一人でとか言うな!」
ゴ「何怒ってるんだ? じゃあ、誰とやってるんだ? やっぱヤムチャ辺りか?」
ク「何で男とせないかんのだ! 相手は、えーと、そうだなぁ……ランチさん?」
ゴ「ふーん。意外なところだな。天津飯とか餃子とかともしてねえのか?(修行を)」
ク「だから、なんで男ばっかりなんだよ! お前はオレをそういう目で見てたのか!」
ゴ「普通は男とやんだろ。まあ、あの二人なら今も世界のどっかでやってるだろうな(修行を)」
ク「ぶふぅーっ!」
ゴ「汚ね!」
ク「てめぇ、食事中になんてこと言い出すんだよ!(意外と天津飯が受け?)」
ゴ「オラ、変なこと言ったか?」
ク「自覚ないのかよ。まあ、昔から変な奴だったよな、悟空は」
ゴ「そうだ、クリリン。今度二人でやんねぇか?(修行を)」
ク「ぶふぅーっ!」
ゴ「汚ね!」
ク「あ、アホかー! なんでオレが悟空とヤらなかんのだ!」
ゴ「昔は二人でやったじゃねぇか(修行を)」
ク「ヤッテねぇよっ!」
ゴ「いや、やっただろう」
ク「悟空が女だったならまだしも……」
ゴ「何言ってるんだ?」
ク(ん? 悟空が女? 悟空→パイプカット→女→やらないか? ……これだ!)
ゴ「おーい、どうしたクリリン。今日のおめぇどっか変だぞ」
ク「わりぃ、悟空! ちょっと用事を思い出した。股今度な! あと、お前にだけは言われたくないぜ!」


こうして、気円斬の構想が産まれた。




  <おわるさ>





最後の『股』は誤字にあらず。