ベジータの面接


【あらすじ】
前回の面接で跡形もなく消えたと思われた面接官。
しかし、実はコアが無傷の状態で残っていたという奇跡が起き、復活を果たしていたっ!
戦闘力も少し上がった。
ついでに労災もおりた。
最近は、スカイ通販で買った「三つ目でも出来る! 簡単舞空術!」に日々励むのが日課である。
そんな彼は、今日も今日とて面接をするのであった。



面接官(以下、メ)「(前回は酷い目にあったなー)次の方どうぞ」
ベジータ(以下、ベ)「……ちっ」
メ「……では、お名前をお願いします」
ベ「オレはサイヤ人の王子、ベジータ様だ! いや、ちがうな…オレは……超ベジータだ!!」
メ「……緊張してるみたいですね。リラックスしてくださいね」
ベ「このオレ様が緊張してるだと? クソッタレめ!」
メ「……あの、言葉遣いには気をつけたほうがいいですよ? クソッタレとか舌打ちとか。大変コチラの心象が悪くなります」
ベ「貴様! このオレ様に盾突く気か!?」
メ「いえ、ただ注意したまでですよ」
ベ「……ちっ」
メ「では質問しますね。我が社を希望した理由は?」
ベ「フン。オレよりも強いやつがいるのがアタマにくるからだ。アタマにくるぜ…! なあカカロット…」
メ(カカロット?)
ベ「決してブルマの『サイヤ人って働かないのかしら?』という独り言を聞いたからじゃないぞ!」
メ「……で、では、次の質問です。えー、この特技の欄のビッグ・バン・アタックというのは?」
ベ「ほう、知りたいか?」
メ「ええ、気になりますね」
ベ「では、その身で味わうがいい!」
メ「へ?」
ベ「くらえ! こいつが超ベジータのビッグ・バン・アタックだ!!!」
ドヒューン!
ピッコロ「この星ごと消す気か! ベジーターーーッ!」
メ「お、お前誰だああぁぁぁーっ!! ぎゃああぁぁーっ!」
ベ「へっ! きたねえ花火だ」